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ゲド戦記 1〜4巻 アーシュラ・K・ル=グウィン 清水真砂子訳
ゲド戦記 1〜4巻 アーシュラ・K・ル=グウィン 清水真砂子訳_b0020911_0125274.gifスタジオジブリで、
もうすぐ上映される
「ゲド戦記」の原作本の4巻まで
読んでみました。
ちなみに、全部で6巻あります。
5巻と外伝は今回スルーしました。

無数の島々と海からなるアースシーを舞台とした
魔法使いゲドと彼に関わる人々の物語です。

第1巻:影との戦い
少年から青年時代のゲドの物語。
類いまれない魔法の才能にあふれるゲドは、
その慢心から呼び出してしまった「死の影」に
脅かされることになってしまいますが、
師オジオンの助言により、その「死の影」と対峙します・・・。

第2巻:こわれた腕輪
アチュアンの墓所の大巫女の少女・テナーが中心の物語。
その墓所へ、二つの破片が合わさったとき
世界に平和をもたらすとされる「エレス・アクベの腕輪」の
片割れを求めて、ゲドが現われます・・・・。

第3巻:さいはての島へ
大賢人となったゲドは、世界の均衡が崩れた災いの源を断つため、
エンラッドの若い王子・アレン(レバンネン)をともなって
最果ての地におもむき、死力を尽くして戦うことに・・・・。

第4巻:帰還
平和と秩序を回復するため全力を出しきり、
魔力を失ったゲドは、大賢人の地位を自ら降り、故郷の島に帰って来ます。
そこで未亡人となったテナーと、
虐待され焼き殺されかけた少女テルー(テハヌー)と出会い
生活することになるのですが・・・・。

全体的に、なんとなく地味なファンタジーだなぁ〜って
感じですが、おもしろくないわけではありません。
ちょっと哲学的で深い作品なので、読む人によって
感じ方が違ってくるかもしれません。
映画では、大体この4巻を元にしたオリジナルストーリーに
なっているようです。

ゲド戦記←映画公式サイト
ゲド戦記(岩波書店児童書編集部だより)

■お気に入り度 ♥♥♥
by cinema-can | 2006-07-24 00:22 | book
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