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ぐるりのこと
ぐるりのこと_b0020911_0205222.jpg普通に淡々と生活していても、
生きていれば、いろんな事がおきる!
そんなカナオ(リリー・フランキー)と
翔子(木村多江)夫婦の
10年間の物語です。
法廷画家の描く現実的な絵と
翔子の描く植物の美しい日本画の
対比もなんかおもしろいです。

1993年、何事にも几帳面な性格の妻の翔子と、
どことなくのほほんな法廷画家の夫カナオは、
子どもを授かった幸せをかみしめていた。
しかし、せっかくの子どもを亡くしてしまい、
その悲しみから翔子の心は病んでいく・・・・。

最初の翔子の怖いくらいの几帳面ぶりと、
カナオのちょっとたよりないのほほんぶりは笑えますが、
子どもを失い、壊れていく翔子を淡々と見守るカナオは、
なんか意外に心が広く、優しい夫で暖かいです。
それと対比して描かれる法廷画家の裁判シーンは、
社会の荒廃ぶりを現しているようで怖い。
特に、加瀬亮の演じる犯人なんかすごいです!
(それでもボク、やってるし・・・・笑)
夫婦を取り巻く母親(倍賞美津子)や兄夫婦(寺島進・安藤玉恵)との
関わりも、時代の流れととも変化してなかなかおもしろいです。

なんとなく暖かい気持ちになれる夫婦再生の物語でした。
ぐるりのこと_b0020911_0213718.jpg

ぐるりのこと←公式サイト

■お気に入り度 ♥♥♥♥

(ルナのひとりごと)
リリー・フランキーの裸のシーンがやたら多かったのと
会話の中に、たびたび飛び出すちょっと下品な下ネタはなんだかなぁ〜(笑)
by cinema-can | 2008-07-17 00:24 | cinema
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