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バベル
バベル_b0020911_1484391.jpg遠い昔、言葉はひとつだった。
神に近づこうと人間たちは
天まで届く塔を建てようとした。
神は怒り、言われた。
「言葉を乱し、世界をバラバラにしよう」
やがてその街は、バベルと呼ばれた。
(旧約聖書 創世記11章)
↑神はどんだけエゴなんだぁ〜(~_~;)

菊地凛子のおかげで、公開前からかなり話題だったので、
なんかやっと公開って感じでした。
舞台は、モロッコ・日本・アメリカ・メキシコと
目まぐるしく変わっていきます。
まずはモロッコ、アメリカ人夫妻・リチャード(ブラッド・ピット)と
スーザン(ケイト・ブランシェット)は、
3番目の子供が急死したせいで、夫婦仲が破綻しかけている。
その修復の為に来た旅行中に、一発の銃弾に妻が撃たれる。
なんか久しぶりに、地味なブラッド・ピットを
観たような気がします。なかなかいいかも・・・・。
あと、モロッコの兄弟もすごく良かったです。
地元の素人さんとは思えない演技でした!
しかしモロッコって、あんなトコだったのね・・・結構恐い!
それに子供にライフル持たせちゃ〜ダメでしょう!

そして日本、ヤスジロー(役所広司)と聾唖の障害を持つ高校生の
娘・チエコ(菊池凛子)は、心が通じ合っていない。
母親が自殺したせいか、聾唖の障害のせいか、チエコは自分を
傷つけるように、異常な性的アピールをする。
まさに、まっ裸での体をはった演技で、ちょっとびっくりしました。
それに、日本でのシーンは思った以上に多かったです。
観た事ない人がたくさん出ていました!
渡部篤郎に似た?刑事の人は、良かったです。
(二階堂智、始めて知りました!)
チエコから、渡された手紙の内容が気になるなぁ〜。

その頃、アメリカではリチャード夫妻の子供のベビーシッター
(アドリアナ・バラッザ)が、息子の結婚式に出かけるのに
子供をあずかってくれる人が見つからず、
仕方なく子供たちをつれてメキシコへ向かう。
しかし、帰りに国境でいさかいをおこし、置き去りにされてしまう。
アメリカの差別意識がよくでていて、アドリアナ・バラッザが
すごく気の毒だった。
エル・ファニングちゃんは、ダコタちゃんにそっくりで可愛い!

いろいろ考えさせられる映画で、評価は難しい。
誰にでもお勧めできる映画とは言えないが、
私は結構楽しめました。

映画『バベル』←公式サイト

■お気に入り度 ♥♥♥♥

(ルナのひとりごと)
チエコの住んでる超高級!高層マンションが、
文字どおりバベルの塔のようでした!
by cinema-can | 2007-05-03 01:54 | cinema
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