「嫌われ松子の一生」 山田 宗樹(著)
b0020911_1271450.jpgちょっと気になる題名だし、
装丁もきれいだったので、
思わず手にとって
しまいましたが、
読んでみると
結構ハードな内容です。

物語は、主人公である松子の死から始まります。
甥である笙は、初めて家族や親戚にひた隠しにされていた
叔母の松子の存在を知ります。
そして、最初は興味本位で松子がどんな人生を歩んできたのか、
調べていくのですが、そこには物凄い壮絶な彼女の人生が・・・・。

(以下ネタバレが含まれます。)
福岡の田舎町に暮らす、ごく普通の美しい教師松子が、
盗難騒ぎを発端に職を奪われ、家出を余儀なくされます。
その後は、坂道を転げ落ちるように風俗の世界に足を踏み入れ、
ヒモを殺害し刑務所生活!、真面目に生きようとしているのに、
なぜかいつも選択を間違え、思わぬ所へと流されていくのです。
そして最後は、殺人事件の被害者となってしまいます。

彼女の人生には、いくつかの重大な分岐点があるのですが、
その局面の鍵を握るのは全て男性なのです。
がむしゃらに自分を愛してくれる男を求めるのですが、
それが不幸の原因のようにも思えて、悲し過ぎます!!

2006年5月に、「下妻物語」で有名な中島哲也監督で
映画化されます。不幸な主人公松子役は、中谷美紀さんです。
どんな松子を演じてくれるか、ちょっと楽しみです。

嫌われ松子の一生
山田 宗樹 / 幻冬舎

■お気に入り度 ♥♥♥



映画‖嫌われ松子の一生‖オフィシャルサイト←映画公式サイト

(ルナのひとり言)
物語に登場する磐井屋は、福岡では有名な岩○屋だろうし、
お馴染みの場所も結構出てくるんだけど、
なんとなくイメージは、福岡ぽくないです!!(~_~;)
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by cinema-can | 2005-12-27 01:30 | book | Trackback(6) | Comments(2)
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愛することでしか、じぶんの居場所を見いだせない女性の悲哀。
だまされ、利用され、裏切られても、愛してしまう性(さが)。
しかし、ある意味、松子は、じぶんに正直に、奔放に生きたとも
いえるんじゃないかと思いますよ。
わたしは、そこに、かのじょの救いを求めるのですが…
ほんとうに、考えさせられる物語ですね、これは。
(壮丁の、赤い鹿の子柄がかわいいですよね)

わたしは、きょう(12/27)で、ブログおさめです。
来年も、おついあいを、よろしくお願いします。

どうぞ、おからだを大切に、よい新年をお迎えください。
                           さえら
Commented by cinema-can at 2005-12-28 00:11
>さえら先生
愛に生きた松子は、ある意味幸せだったのかも知れませんね〜。
甥の笙が、ラストに法廷で叫ぶシーンは感動でした!!

今年もいろんな事を教えてくださって、
本当にありがとうございま〜す!!
こちらこそ、来年もよろしくお願いします(^-^)v
さえら先生も、よいお年を〜。

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