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イリュージョニスト
イリュージョニスト_b0020911_050526.jpgゆっくりとした雰囲気と
独特の映像で、ちょっと切ないけど
いいお話でした。
フランス人の老マジシャンと
英語しか理解出来ない少女は
うまく言葉が通じない。
なので、セリフは少ないですが
情感は充分伝わります。

1950年代のパリ。
場末の劇場やバーで手品を披露していた老手品師のタチシェフは、
スコットランドの離島にやって来る。
この辺ぴな田舎ではタチシェフの芸もまだまだ歓迎され、
バーで出会った少女アリスはタチシェフを“魔法使い”だと信じ、
島を離れるタチシェフについて来てしまう・・・・。

テレビやロックが流行ってくる時代の流れに
取り残されていく老マジシャンや腹話術師、クラウンなど
なんかちょっともの悲しくて切ない・・・。
マジシャンを魔法使いだと思って、いろいろおねだりする少女が
ひどいという批評もあるみたいですが、
私は娘に対する不器用な父親のように感じました。
ラストに昔の幼い娘の写真を取り出すシーンもあったしね。
この世に魔法使いはいない!
だから、自分の足で生きていかなければならないのよねぇー。

イリュージョニスト_b0020911_050558.jpg


■お気に入り度 ♥♥♥♥

(ルナのひとりごと)
昔行ったエジンバラの美しい風景が蘇る美しい映像でした!
by cinema-can | 2011-05-21 00:52 | cinema
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